税理士の探し方

初めて税理士をお探しの方や税理士を変更したいと考えられている方にとって、何を基準にして税理士を探せばよいのかと悩まれるかもしれません。

「初めて税理士を探す場合」「税理士を変更する場合」の注意点をご説明したいと思います。

初めて税理士をお探しの方へ

まずは初めて税理士をお探しの場合の注意点をご説明します。

 

顧問税理士がいるメリット

「税理士という資格は聞いたことはあるが、何をしているか知らない」という方が多いと思います。
2・3月の確定申告の時期にテレビのCMで「税理士にお任せください」みたいなことを聞いたことがあるぐらいでしょうか。
特に商売をされていない方にとっては、近寄りがたい存在かもしれません。

 

それでは税理士がなぜ必要でしょうか。

マラソンをするときに、どのコースをどこまで走ればゴールにたどり着くか知らないまま走ると、不安な気持ちで走ることになり体力的にも精神的にも辛く良いタイムは出ないでしょう。

しかし、ゴールがわかった状態で走ることができれば無理をしてケガをすることなく完走することも可能です。

上り坂は体力を温存する、どの地点からラストスパートをかけるなどと作戦を立てることができます。
さらに、走り方(フォーム)を変えることでタイムが良くなることもあるでしょう。

(マラソンを例に出しましたが、私はマラソンの経験があるわけではありません。せいぜい土日に桂川の堤防をジョギングする程度です・・・)

  • 「何が経費になるのか、どこまで経費になるのか」
  • 「請求書や領収書など何をいつまで置いておくのか」
  • 「売上が増えてきたので税金が心配だ」
  • 「売上が増えているのにお金が残らない」
  • 「申告期限が近づいているが、まだ何もしていない」
  • 「融資を受けたいが、銀行から試算表を出すように言われて苦労して作成した」
  • 「知り合いに税務調査が来た。自分も調査があるか不安」
  • 「税制改正などの最新の情報がほしい」

などと、事業をしていれば様々な「困った」にぶつかります。

事業を行うことに明確なゴールはないと思いますが、このような「困った」状況ではゴールを目指すことが難しくなってしまいます。

経営者は「経営者でないとできないこと(売上向上)」に専念すべきです。

がんばって日々の経理から申告までご自身でできたとしても、かなりの時間や労力を要するはずです。
インターネットでわからないことを簡単に調べることはできますが、情報が古い場合やそもそも間違った情報になっていることがあります。
税務署に質問しても節税のことは教えてくれませんし、専門用語で回答されることもあります。

「その時間」を将来の売上のために使ってください。それは経営者にしかできないことです。

困ったときにすぐに相談できる税理士がいれば、安心して本業に専念できます。

 

税理士変更をお考えの方へ

次に、税理士の変更を考えられる時の注意点をご説明します。

 

「どこの税理士事務所に頼んでも同じ」ではありません。

税理士事務所の違い

今の顧問税理士に不満はあるが、新しい税理士を探すのは大変・・・

変更したところであまり変わらないだろうから今のままで良いとお考えではありませんか。

「試算表や決算書・申告書を作成する」ことが税理士の仕事と言えばすべての税理士が同じことをしています。
しかし、作成するまでの過程やサービスが税理士によって違いますので、最終利益や納税額も変わります。
銀行融資を意識した決算書になっているかなども変わってきます。

そして何よりも、困ったときに相談できる顧問税理士がいることで経営者が本業に専念できることが重要です。

 

税理士変更や税理士に対する不満が多いケース

税理士に対するご不満には以下のようなものがあります。

  • 事業承継するので同年代の税理士に変更したい
  • 帳簿や伝票を付けているがパソコン会計を導入したい
  • 税務調査で税務署の言いなりだった
  • 顧問料などの料金がわかりにくい
  • 税理士が高齢または相性が合わなくて相談しにくい
  • 節税対策をしてくれない
  • 質問の回答など対応が遅い
  • 定期的に訪問してくれない
  • 試算表を受け取るのが遅い
  • 担当者があまり税務のことをわかっていない、コロコロ変わる

そうは言っても、今の税理士とは長年の付き合いもあるし、やっぱり簡単には税理士を変更することが難しい・・・
とのお気持ちはよくわかります。

お金などの情報を見せるわけですから、本当に信頼できないと見せたくないのは当然です。
それだけ税理士を変更することはパワーがいることだと承知しています。

そのような不安を少しでも取り除けるように「税理士変更プラン」をご用意しました。

「税理士変更プラン」

当事務所のサービスにご満足いただけなかった場合、2か月以内に顧問契約の解約のお申し出があったときは、いただいた顧問料を全額返金いたします。

いきなり変更すると「良いサービスを求めて変更したのに、前の税理士の方が良かった」ということになったらとの不安があると思います。

今の税理士さんとはそのまま契約を続けながら、当事務所とも契約していただきます。

実際に2か月間の同じ時期にサービスを2人の税理士から受けますので、比較しやすいと思います。

今の税理士さんとの契約を継続される場合は、いただいた2か月分の顧問料を全額返金いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

税理士変更Q&A

税理士を変更できるのですか

税理士は変更できないとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

税理士によって得意・不得意がありますので、ご自身に合った税理士に変更することが重要です。

 

いつのタイミングで税理士を変更することができますか

一般的には決算申告が完了した直後が多いと思いますが、当事務所では年の途中のいつでも変更可能です。決算前に変更することで節税対策をすることもできますので、変更をご検討されている場合は少しでもお早めにご相談ください。

 

今の税理士とどのように解約したらいいですか

まずは今の税理士との顧問契約書の「解約や解除」の項目で解約するにあたってのペナルティーを確認してください(そもそも「解約や解除」の項目がないこともあります)
問題がなければ、解約を申し出てください。ただ、一般的に税理士との顧問契約は長いことも多いので、言い出しにくいかと思います。
「友人や親戚が税理士として独立した」などの理由で切り出すのが常套句と言われています。

 

税理士を変更すると税務調査が来やすいのですか

そのようなことはなく、噂話です。たまたま定期的な税務調査と税理士変更の時期が重なることはありますが、税理士を変更したから税務調査があったようなことはありません。当事務所は税務調査にも対応しておりますので、ご安心ください。

 

税理士変更前の税務調査が心配です

A.もちろん変更前の税務調査も対応しております。そもそも直近2・3年は当期ともつながっていますので、しっかり内容を確認いたします。

 

税理士を変更したらどのような資料が必要ですか

直近3年分の申告書控え・総勘定元帳や毎月の会計資料などが必要になります。お手元にない場合は税理士事務所で預かったままになっていることもありますので、解約を申し出るときに返却をご依頼ください。